アガラクからタブリーズへ
2010/02/09(Tue)
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アルメニア-イラン国境間は1kmくらいか。岩山に囲まれた川を徒歩で渡ってイラン入国となる。
この間は検問が多くて、5回くらいパスポートチェックがあって時間をとられます。
イランに入国すると、いきなりホメイニとハメネイの肖像に出迎えられる。係員はかなりフレンドリーな人が多いのだけど、パスポートチェックしてたおやじは、自分ひとりしか居ないのに、別の仕事をして10分くらい無駄に待たされる。
かなり不安な越境だったんだけど、無駄な待ち時間以外は特に問題もなく済んだ越境でした。
両替は、1$=10000Rで固定が相場らしい。イスラム金融特有なのか、銀行っぽい窓口には人だかりが出来てました。
建物を出ると、白タクが待っている。何人も人が集まってくるんだけど、誰一人英語がまともに通じない。ロンプラには5〜8$とあるんだけど、15$(1350円)から一切下がらず。公共機関が全くないこともあって完全に足元見られた感じです。
まずは、ジョルファまで行ってみる事にする。ここからタブリーズまでは、45$らしい。
アルメニアとアゼルバイジャンの南の淵を走っていきます。両脇が高い岩山に囲まれた道。3000m級の山なのだろう、頂上には雪をたくさん抱いている。ソルトレイクシティーにも似ている。
国境沿いだからかイランの警備兵があちこちに歩いてて、タクシーの運ちゃんもあまりスピードは出せないようでした。
途中の街では、黒のブルカをまとった人達がぞろぞろ歩いてて、イランを実感です。
ジョルファーまでは、70kmくらいを一時間で13:30頃。この街は、アゼルバイジャンとの国境の街。街並みは、雑多としていて、それは東南アジアの国境そっくりです。
国境ポイントで降ろされると、タクシーの運ちゃんが群がってくるも、ここまで連れて来てくれたおっちゃんがタブリーズ行きの乗り合いタクシーまで案内してくれたのでスムーズに乗り継ぎ。
1台4人で1人4$(360円).さすがに安い。がんがん飛ばして、170kmを一時間半くらいで走破。タブリーズの中心までは連れて行ってくれなく、途中の分岐点で降ろされて、そこからまた乗り合いタクシーで市内へ。
市内は渋滞だらけ。道が一方通行らしい。車間距離0で群がる車たち。よくぶつからないかと気が気でない。
イラン。イスラム国家に来たのです。ある意味強烈な雰囲気が入国してわずかなのに伝わってきます。
バザールらしきところで皆2000R(18円)で降りて行くんだけど、こちとら、場所が何処だかわからないのでホテルまで連れて行ってもらって、4$(360円)
そんなに取られるなんて聞いてないと怒ったんだけど、駄目でした。まあ、それなりに一生懸命ホテル探してくれたから無下に拒否するわけにも行かず・・・次かは気をつけようってところで考えないことにしました。気にしてても悔しくなるだけだしね。
ホテルに着いて、15時半くらいだったかな。乗換えが多くて大変だったけど、タクシー使いまくりで比較的すんなりと行った移動でした。