越後妻有アートトリエンナーレ

2009/09/06(Sat)
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面白そうなのやってるじゃん!!ということで、急遽行くことにしました。本とかも全然見ている余裕がなくて、ネットで情報を調べたのですが、以外にポイントが絞れず、ひとまず行ってみようかということに。


思い切りが必要です。



5時前に家を出て、6時過ぎに三郷南ICから高速。道は空いていて休憩しながらも9時過ぎに塩沢石打ICに到着。


こっちのほうは高速でも景色が綺麗で心安らぎますね、雨後のしんとした霧と静けさが漂う山並みと集落の色合いがすごく良い。


谷川PAで休憩。この山並みを見ると実際に登ってみたくなります。


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高速を降りると雨。津南を通りながら松之山⇒松代と山道を。


峠越えの景色は最高です。四角い板張りの家と魚沼の田圃が広がると一気にこの地域の色合いを感じることが出来ます。


限界集落


冬になると厚い雪に覆われて身動きが取れなくなるのでしょう。あちこちに雪対策が見れます。コンビニなんてものはなくて、お昼ごはんを食べようと思っても中々お店が見つからない状態。


過疎化っていう単語が自然と身に染みてくる情景です。



そんなところに、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレなんですね。


まずは、「森の学校」キョロロへ。


パンフレットを手に入れつつ、美人林。ブナの林がすごい、周りは杉に囲まれていて、一歩入ると明るいブナ林。癒しのマイナスイオンを浴びます。
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旧東川小学校の「最後の教室」クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン


廃校の中をアートにした作品。ここは込んでいるだけあってインパクトのある作品でした。学校の文化祭ちっくなのですが、さすがそこは芸術家の作品とあって、力を感じますね。芸大の学園祭より数段レベルが上。大したことやっていないのだけれど、センスと思い切りが違います。

体育館をライトと扇風機で散らしたり、廊下を潜水艦の通路のように演出したり、理科室を心音と共にライトアップしたりという作品で、一見大したものではないのですが、心に来ました。


そんな中、でかいカメラを持った集団がひきりなしに写真を撮っていたのには少し辟易としましたが、外では踊りの練習があったり、地元度数の高い場所でした。
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その後もちらほらと回りつつ。


アンテェ・グルメす「内なる旅」


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パスカルマルティン・タイユー「リバース・シティ


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以外に若い人も多くて、受付とかは皆若者。地元の人なのかボランティアなのか何処かの学生さんなのかはわからないけれど、下手すると房総の田舎よりも活気があって、若い力に溢れていました。それもこの期間だからなのかもしれないけれど、この地域を守っていこうっていう力を垣間見たような気がします。


ぐるっと回ってみて・・・最初のうちは限界集落化してしまった地域復興っていう目論見ばかりを気にしてしまったのですが、全然それだけじゃないものを感じました。


たぶん、ここに暮らしている人達ってもすごく地域を大切にしている。何処かナショナリズムのようなものを感じます。


それに、街が綺麗だしね。ゴミも落ちていないし、どの家も綺麗に整備されている。慌しい世界とは別の国があるような印象でした。



さて、午後になって直江津へと下ります。