李歐 高村薫
高村薫を紹介されて読んでみました。 半分くらいまではかなり読むのが辛いですね。回顧シーンばかりでなかなか話が進んでいかず。 心焦っているときに読むと良くないかもしれません。 黒ずんだドロドロの世界の一角にある小さな幸せを一つずつ感じていく本かも。もう少し歳をとって疲れた後に読むとしみじみとしそうです。 後は、ちょっと人が死にすぎるかな。キリスト教が強い本ってひとが多く死ぬ。
十三駅で別れるとき、次はいつ会おうかという言葉はどちらの口からも出なかった。
- 作者: 高村薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/02/08
- メディア: ペーパーバック
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