ルーマニアへ

2008/10/3(Fry)
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正直良い噂を聞かないルーマニア。
要らない情報を知りすぎてしまい、行きにくい国となってしまっていた。
足掛け4年以上、遂にルーマニアへ足を踏み入れようとしている、海外旅行を始めたときから行かなければいけない思いを持っていた国だった。
共産党一党独裁、東欧革命を追う旅に、チャウチェスクの遺産都市ブカレストは必須事項だった。
AF275便 11:50成田発 17:50パリ着
AF1088便 19:30パリ発 23:10ブカレスト
ブカレスト行きが30分以上遅れた。
旅行への不安はいつも乗り継ぎ便に乗るまでが最高潮となるのだけど、現地に着くと不思議と消え去ってくれるものなのだ。今回はそれがわかっていたので幾らか「不安」との付き合いも楽に乗り切ることが出来ていた。
ブカレスト(ヘンリー・コリアンダー空港)
真っ暗な社宅のような閑散とした空港、建物内は、バッケージクレーム・パスポートコントロール・到着ゲートだけの場末的な寂しい空港。
到着ゲートは、人待ちでごった返す。
これが東欧に来た、感慨をより強くさせてくれる。アテネを飛び立つ時に、この空港の情景は涙を誘った。
今回は、保険のつもりでホテルに送迎を頼んでおいた。紳士的なおじさんがプラカードを持って待っていてくれ、前の駐車場からベンツのEクラスは出発し。
凱旋門を通り、15分ほどでホテルに到着。
真夜中の東欧着。
車の中から見える、寂しげな建物、重厚な大きな建物、冷やりした橙色の街灯に照らされる若者達。2年前のクロアチアに入ったときを思い出しながら、旅に出た実感は次第に深まっていった。