自分へのごほうび 住吉美紀

NHKのアナウンサー住吉美紀さんの初エッセイ。数年前に彼女が中欧紀行のナビーゲータで現地から中継してて、この人すごいと思ったのが出会い。ちょくちょく彼女が出る番組は見てたところ。
あぁ、インテリ女子の典型だなって思っちゃうとそこまでなんだけど、今後の生き方やらこんな生活してるんだ〜って何処か憧れの雰囲気を共感出来たりして、読んでて楽しかったよ。

「全て自分で決められるという制御可能さ加減を活用し、自由を謳歌する時期」だと思っていたのだが、それは違った。本当は、「理屈ではどうしようもないこと、自分には制御不能なことに出会っちゃうのを、アンテナを張って注意深く待っている時期」なのだ
一度きりの人生、「わたしの存在意義をかけてもいい!」と感じるような、予定外に強烈なものに出会いたいと思っているのだ。
そうなんだよね、予定外の何かを待っている自分が居ます。
この前、寝過ごして成田から歩いたのも少しはこの感があるかもしれない。出来ればもっと違う予定外に出会いたいものだけど、どんなものであれ、日常からの逸脱みたいな「予定外待機中」のアンテナを張っておきたいと思います。
自分へのごほうび

自分へのごほうび