サマルカンド街歩き

2009/02/08(Sun)〜2009/02/09(Mon)

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青の都。
シルクロードのオアシス。
サマルカンド。シルクロードに憧れる皆、この響きに憧れを共感することでしょう。
街のありとあゆる処に、モスクとメドレセが立ちそびえます。観光客慣れしている街ではあるのですが、下町に入り込むともう、そこは中央アジアの素朴で暖かいひと達の世界がすぐに広がっています。
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この街かなり広いのですが何時もの如く、地図も中途半端に歩いて回ります。
路地に迷い込み、人でごった返すバザールに出くわし、下町の空気感が身にしみてくると、だんだん旅のテンションが上がってくるのです。
道行く道でのバザールの活気を味わい、新市街まで歩くと、今度はソ連型の計画都市の郷愁っぽいものを感じつつ。
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この世界に来たら、一度は行ってみたかった、国営百貨店グムにも。ソ連時代、唯一外国のものが買えたという外貨デパート。現在はと言えば、内部は地元の生活に面したデパートになっていて、エスカレータは止まっているし、電気は薄暗くお化け屋敷みたいな廃墟と化している。このデパートは、ソ連時代の空気感を味わえるお勧めスポットかもしれない。
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しっかり、観光地も大方回りました。レギスタン広場、シャーヒズンダ廟、グリ・アミール廟、ビビハニム廟。何処も同じようなものなのですが、これがたくさんあることが重要なのだと思う。
街の何処を歩いても賑やか。道には、軽とミニバンのマッシュルートカがひきりなしに走り、脇には、誰もが笑顔でごった返す。東京の街に似ているけれど、もっと開放感がある、共産主義時代の圧迫など微塵も感じられないようなあっぴろげな幸せな空気感。
清々しい街並みは、東欧に通じるものがあり、賑やかさと閑静な一角というのが適度に交じり合っていて、落ち着くのです。
癒されます。
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そう、食事もおいしいのです。レストランに入って食べるより、バザール脇の露店のほうがずっとうまい。ラグマンという羊肉スープの麺に薬味が効いていて止まらない。1700sym(130円)。
パイ生地に、たまねぎとか肉とかを入れて釜焼きにしたものは、500sym(35円)は、ギリシャのサムサより全然うまい。
レギスタン広場辺りで食べると、シャシリク2本とビールで37000sym(300円)は少しボラれ。レストランで食べると、プロフ(ごちゃまぜチャーハン)とかのコースっぽいので10000sym(700円)は、かなり最初の言い値と違う値段だったような時もあったけど、まあ許容範囲だったのでまあ良いかと。
夜も少し出歩いてみても、そんなに危険な感じはしなくて、屋台の煙とオレンジ色の灯り、アラブの曲調が流れ。アルバニアに行ったときの中東の雰囲気に似ていて、アラブを感じることも出来る。
発展していない中での精一杯の街の賑やかさが心に響きました。