忘れ雪 新堂冬樹
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経済犯罪小説+恋愛。
前半部分の恋のお話は、回顧的なほんわかした感覚が結構好きかも。
手紙とか回想部分も宮本輝の匂いがちらほら。
最後の方はだんだん推理小説になってきて、がらりと読んでる印象が変わってきます。結構な長編なのだけど、夜遅くまで一気に読んでしまうくらいに引き込まれてしまう。
私はまた待ち惚け。
あなたは、優しい人。でも、同情だけはいやだからね。
もし、あなたが八年前と変わらない返事だったら、私を迎えに来て。
あなたが現われなかったら、今度こそ本当にさよなら。私は新しい人生を歩みます。
一年後の結果がどうであろうと、桜木一希という男性に出会ったことを、私は忘れ雪に感謝します。
長い手紙に付き合ってくれて、ありがとう。
- 作者: 新堂冬樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/02
- メディア: 文庫
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