プノンペン街歩き
2009/05/02(Sat)
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キャピトルツアー前のトゥクトゥクに囲まれて、7$でキリングフィールドまで。
ものすごいバイクの洪水の中をちょろちょろと走り出す。ごちゃごちゃとした風景。若い活気に溢れた情景の中に居るという実感が沸いてきます。
30分くらい走って何もない道を曲がり、キリングフィールド。2$。
欧米人観光客が数組居るくらいで閑散としています。ここは骸骨の塔くらいなもので虐殺記念館というには暗い雰囲気が全くない。溺死用の沼地と首吊りの木とかがあるだけ、ポル・ポトの写真も見当たりません。一周しても残虐さをあまり感じない記念館でした。正直なところ行ったという事実作りだけの結果。
こんな記念館に行くよりも実際のカンボジアの街に居れば、虐殺の結果とも言う雰囲気にはすぐに気付きます。なんといってもこの国は年長者が居ないのです。子供ばかり。街の情景が全てを物語っている気がします。
帰りは、オールドマーケットまで乗せて行ってもらい、歩いてお宿に戻ることにします。この辺りのマーケットは外国人用と云った雰囲気で少し面白みに欠けます。
キャピトルツアー付近の市場が面白い。そして、コロニアルなアパートの路地を歩くのが楽しい街。何処かアドリア海沿岸の街の路地と似ている雰囲気があり、庶民の生活の息を感じることが出来る。おやじが下着で涼み、おばさんがアパートの上から物を投げ、子供が遊び、カンカンと金属的な音が響く。通りに出ると、密集した電線とバイクの洪水。街角には人差し指を立てて引き付けるバイクタクシー。これがプノンペンだ。
路地裏のご飯もうまい。フォーに、焼きそばに、肉団子。特に自転車の荷台で焼いてくれるコメ粉で包んだ肉まんは、一つ500R(14円)は最高でした。