お勧め本と言われたら?

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・・・と言う事で少し書いてみよう。


「ジェニィ」ポール・ギャリコ


猫好きなら・・・心癒される一冊



「錦繍」宮本輝


好きな作家さんと聞かれれば宮本輝です。うまくて大人な恋愛小説。


「ドナウの旅人」宮本輝


共産時代の東欧を半年くらいで旅するお話。ひとの成長とひとのぶつかり合いの連続。


「ひとたびはポプラに臥す」宮本輝


1990年代に西安からイスラマバードを旅したエッセイ。人間とは?葛藤と自身の内面を描く。


「オレンジの壷」宮本輝


輝さんといえば手紙を使ったやり取りが最高にうまい。これは最骨頂だと思います。



新世界より貴志祐介


未来に超能力を持ったニュータイプが生き残った世界を描く近現実なファンタジー。読ませる力、綺麗に編み込まれいて、大げさすぎなく、許容できるファンダジーです。



プラハの春」堀江一也


プラハの春を体験した外交官が自身の体験を加味したノンフィクション。ナショナリズムが如何に大事か。チェコという国、旧共産国の圧政と戦う民衆の心を描きます。プラハに行くなら必読です。ここから東欧への憧れと執着が始まりました。



十二国記小野不由美


ライトノベルズとは云いたくない。物語の下積みの厚みがしっかりしていて、国を統べるひとと民衆の想いを色々な角度から描いて、小出しに出てくるサプライズで引き込まれてしまいます。



「レベル7」宮部みゆき


推理小説?あまり推理小説は読まないのですが、これは読んだ後、じわじわ来るお話。



「外交敗戦」手島龍一


湾岸戦争のときの日本からの援助金130億ドルは何処へ消えたか?日本の失敗をワシントンでの取材を通してノンフィクションとしてまとめた小説。



この辺りから読み始めて、作家さんの別の小説を読むパターン。敢えて村上春樹はお勧めしませんよ、下品だと感じてしまうので。