ラワールピンディから成田へ

2011.11.19(Wed)~20(Thu)

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19時過ぎ、タクシーでサクッと空港へ。200Rs.
オレンジの街灯に照らされた暗い街を走ると、イスラム都市らしさを実感します。
危険な場所から夜逃げをしてる感覚をどこかで感じつつの道は、最後らしかったと思う。
昼間は大丈夫そうだけど、やはり夜は危なそうな溜まり場も幾つかありました。

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空港は開けっ広げでチェックイン時間にならないと、中に入れないようで皆外で待つ。
夏だったら暑くて仕方がなさそうでした。
中央アジアのどの空港よりも簡素。それでもさすがに、セキュリティチェックはそれなりなんだろうなと思っていたら、ほぼノーチェック。ピーって鳴っても殆ど調べないし、ペットボトルもOK。
そんなんだからテロが起きるんだと思いたくもなる。

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白装束だらけの待合室で数時間。
アラブ行きの飛行機が多いらしい。
旅の余韻は残りつつも、もう気持ちの半分以上は日本に向いていた。

短いようで長かった、長いようで短かったような、行程。
カザフスタンはアマルトイからビシュケク、オシュと来て、イルケシュタム峠越え。
カシュガルを急ぎ足で通り過ぎ、タシュクルガンからKHHへ入る。
標高4700mのフンシュラーブ峠越え。
フンザでの休息を経て、悪路イスラマバード。

良い旅だった。
もうこんな旅はできないかもしれないって思う。
旅を始めた頃からの憧れのルート。
まさか働きながらに来れるとは思ってなかった。
とりあえずの目標達成が出来て、一つの区切りが出来たんじゃないかと思う。
仕事にしても私生活にしても、この旅に出ることをどこかに考えながら過ごしてきた。
いろいろ犠牲もあったんだと思う。
大した目標でもない。
でも、ちょっとの達成感はある。
これが終わったことで今度は違う方向に舵を切ることができるんだろうか。
旅が終わって1年が経っても未だ、なあなあではあるけれど、この先、振り返る地点はこの区切りなのは間違いない。
振り返る地点が増えるのは良いこと。
そんな区切りの旅もそろそろ終了です。

TG-300 A330-300 From ISB~BKK 23:20~6:00
TG-767 B777-300 To NRT
あっという間のフライトでした。