お盆列車旅

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旅に出た。

15日夜、オールで飲み会(池袋⇒品川)
東海道線:品川5:55⇒沼津
沼津⇒富士
身延線:富士10:36⇒甲府13:20
中央線:甲府14:21⇒大月⇒高尾16:00
京王線:高尾⇒高尾山
高尾17:55⇒東京19:00
総武線:東京19:58⇒千葉20:41

さて、お盆だというので集まろうって話になった。
場所はいつもの「池袋」
学生のノリで。
お父さんになった人も居たけれど、変わらない同級生。
何故か落ち着く場。

今回は、これで終わらない。
いつもなら22時半頃には遅くとも帰らないと終電に間に合わない。
深夜の山の手線の退廃的な流れに身を任せるかのように品川へ。

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お盆の抜け殻になった、昼間の都市、品川。
何処か幕張に似た街で。東京に居る気がしない。
何で品川かと云えば、始発の東海道線に乗る為。

旅に出ようとして、何かアクセントを付け加えたかった。
それが始発。
飲めるだけ飲んで・・・なんて云ってたんだけど、殆ど飲まずに、自分だけ寝てしまったのはもったいなかったかも。

4:00頃、駅に行ったところ、青春18切符は5:30にならないと機械が動かないから買えないとのころで、出端から計画頓挫という感じだった。案内のお姉さんがものすごくそっけなく、共産圏の融通の利かなさを思い出してしまう。

東京の夏の朝、じめじめとした品川を歩いて明るくなるのを感じながら5:55発に乗る。

簡単な駅、側にある山。海。
房総と違う景色に、伊豆が近くなるに連れて旅情が深まる。
熱海で降りようか、伊東まで行こうかなんて話してて、結局沼津まで行くことに。

旅に出ると行っていながらに、誰もガイドブックなんて持っていないし、調べても居ない。
そのとき、そのときの思い切り旅。
それなのに、世界地図は持っていたりする。

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沼津に降りて、地方の駅前の簡単なターミナルから、沼津港。
ガラガラのバスに、まばらな旅行客。
強い日差しに沼津の港。
ずいぶん長く、時間が過ぎた気がするのに、まだ9時前。
近くの食堂で刺身定食。
たぶん、ガイドブックに載っているのであろう、朝から人で一杯。
後で調べると、接客が悪いとの有名な食堂だった。でも、港の食堂で接客態度を求める方が間違ってるんじゃないかと思う、こんなところは、こんな感じでちょうど良いのだ。料理も雑多だったけれど、それなりにおいしかった。

沼津からは、富士まで行って身延線で甲府に行こうってことに。
この時間になると列車は、混雑。
身延線は二両編成だったのも関わらず、運良く座ることが出来た。
あいにく、富士山は雲がかかり、下しか見えなかったけれど、ここから久しぶりの山間。河川の景色が続いた。

身延線は3時間も掛かったのに、あっという間。
殆ど寝ていたっていうのもあるんだけど、あののんびり感は、全く海外の一人旅だった。

甲府はさすがに暑い、動くのも嫌。
駅で、旅行本を見て、高尾山に行くことに。
この予定のない、いきなりの旅地が良い感じ。

中央線の山間は、夏が似合う。
何時もは中央高速だけれど、列車だともっと田舎を通るから、長距離移動の足としての駅を、停車毎に感じて、ドアが開くことにちょっとした期待がある。

高尾山。
JR高尾からケーブルカー込みで1030円なり。
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最近外国人に有名だから、見ておかないと!なんて動機が大きかった。
外国人はどんな日本を見るんだろう?って。
山頂からの都心は何か不思議な感じを受ける景色。
外国人からすれば、都心から近くて神社やら森やら化身やらを手軽に見ることが出来るんだから、最高の場所だ。
日本人にしてみれば、ウィーンにおける、ウィーンの森みたいなものだろう。
旅の最後のアクセントにはちょうど良かった。

帰りは、中央特快、東京に近づいたのを感じる。
東京駅は、帰省客でたくさん。
スーツ姿がない、東京駅もまた、面白かった。
八重洲地下街のラーメンでお別れ。

自分には、千葉まではここから更に2時間の旅があったのけれど。


たまには、こんなのも良いよね。
予備知識なしなら、近場でもちょっと違った旅が出来そう。
これだけ、リラックスしてしまうと、また来週からの仕事が大変そうだ。