オフリドとストゥルーガ

2008/10/7(thu)

朝、宿のおじさんに自転車を借りて旧市街散策に出掛けた。ゆっくり１０分くらいでオフリド湖に出る。
誰も居ない、オフリド湖。朝靄が掛かる湖、対岸に山脈、頂上には白く雪が掛かる。青い空に涼しい空気が静まった湖面と相まって、この上なく平和な安らぎを感じてしまう。

旧市街の入り口に自転車を停めて、坂道を登る。まだ、観光客は誰も居なく、貸切状態の旧市街。
ゆっくり細い路地を歩く。猫やら花やら。修道院。PrivateRommもたくさんあった。
一通り回っても１時間ちょい。

宿に戻って、チェックアウト。おじさんにティラナへの行き方を確認すると、やはり、北周りの方が楽だよ、とのこと。時間もあったので南周りにしようかとも思ったけれど、実際交通費が倍以上掛かりそうなので諦めることにした。
10時過ぎチェックアウトして、教えてもらったタクシ乗り場(ターミナルから湖方面へ向かう通り)へ向かう。
近くに行くと、すぐに、ストルゥーガ？と声を掛けられる。4人集まったところで出発。50DEN(200円)。
暑苦しい小汚い運転手。ボロボロのタクシーを必死になった操る。高々10kmちょいの道のりだけど、運転手は必死に乗客を見つけながら猛スピードで飛ばしていく。一人50DENで6人を目的地まで送り届けたことになるが、それでも300DEN。ガソリンだけでも200DEN近く掛かっているはず。そう考えれば、一時間以上掛けて100DENほどしか儲からない。
全く英語が通じなく、やっとこさバスターミナルということはわかってもらえたようで、ターミナル近くの交差点で降ろしてくれた。如何にもぼられそうな運転手だったけど、終わってみれば、仕事の一生懸命さに心打たれる瞬間だった。

ストルゥーガの街では１時間以上時間があったので、街歩き。一時間もあれば、全部回れてしまうような小さな街。中途半端な観光地化と普通の田舎町という雰囲気で、不思議と癒される場所。
小さな雑貨屋さんやら商店を回って、時間を過ごした。