チベットな土曜日

とてもチベットな土曜日。
インド、ラダック・ザンスカールに一年間住んで取材していた人(前行った三鷹の写真展の人)の講演会が新宿であったので聴きに。大学のころを思い出す講演会です。
微妙に観光客が多い秘境ということで一歩引いてしまうのだけど、少し街から離れれば素朴な生活が見れるらしい。そして、あの抜けるような青い空と荒涼とした大地。憧れます。行くことはないかもしれませんが、そういう場所があるということを知っているだけで心が豊かになります。
ついでながらチベット繋がりで「風の馬」という映画を渋谷で鑑賞しに。
なんでチベットかと言えば、J-WAVEで日曜朝5:00からやってる時事番組:early morley birdって番組があって、これのpod cast版:i-morleyで、チベット問題が取り上げられていて気になっていたところ。通勤時間に聴いてテンションが上がっていたところでもあります。
1998年製作。チベット抑圧を監視の目を潜って撮影された映画。
これ見ると、チベットに行きたくなくなります。漢人の非道・監視社会、占領されたチベットに行っても嫌な気分になって帰ってくるような気がするのです。それを見に行って感じなければいけないのかもしれないですが、この問題については躊躇してしまいます。もし、行くことがあっても「フリー・チベット」精神を捨てて行くことになるのでしょう、今のところは。
これが、東ドイツとかであれば違ったのでしょうけどね。
大体、チベット騒乱があったとき、日本は殆ど何もしなかったよね。世界ではあれほど、free tibet!を叫んでいたのに。当時アイルランドを旅したときもその残り火はかなりあったほどです。
ですが、個人的には。結局、漢人もチベット人も一個人は同じ。両方モラルを持たない民族だって頭があります。ただ、漢人は集団化して権力を持つと高圧的になる傾向がある。どの街を歩いていても中国系の人・物は威圧的です、漢字すら辟易するほどに威圧感を感じてしまうもの。そこにトイレ事情以上に中国に行くことを躊躇してしまう理由があるのです。