君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956

前から気になっていて、やっと見ました。
自分の好きな年代の動乱。このハンガリー動乱とプラハの春をきっかけに東欧旅、世界情勢に目覚めたといっても過言ではありません。
ソ連の枠組みから独立したいハンガリーの苦悩。「自由な国に生まれた人にはこの深刻さは分からない」伝えたいことはこれだけじゃない。ただただ、ハンガリー国民に同情するようなことを感じる必要はないのだと思います、この事実を知り、ハンガリー・ナショナリズムを今の日本人は学ぶべきだと思います。
人間としてやらなければ、ならないときは行動に出なければいけない。それは、男としてというところにまで落としこんでも良いと思う。やるときはやる、気概を持たねばという気持ちになりますね。
史実に基づいた映像と人々の葛藤、行動、そしてワルシャワ条約機構軍の進軍。爆心地の中心を忠実に描かれてることに驚き、この手の映画って爆心地から一歩引いたところでの出来事が多いのですが。なのでドキドキしながら見てしまう。ここから、燻り続けるポーランド、プラハの春、少し間をおいてバルトの鎖へと向かっていく激動を再確認するきっかけになる映画です。