広州・深浅へショートトリップ

2009/06/28(Sun)
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中日のツアーに参加しなくても良くなったため、急遽広州までのワンデイトリップに行くことにしました。


予定に無かったことなので、行き方がわからなく、ホテルの人に訊くとホテル近くの公園から一時間置きくらいで出ているという。


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殆ど寝ていない状態でぎりぎりで予定のバスに間に合う。確か8時くらい発だったと思う。始発ではないので客を乗せたバスが道に止まるだけ。広州まで60元(900円)くらいだったと思います。



海岸を北へ走ります、岩だらけの土地。香港は水が貯まらない為本土からの供給に頼り切っているというのもうなずける。


30分くらいで浅い湾を渡る橋を超えると深浅のボーダーに到着する。


まず、香港側のボーダーで降ろされて、歩いて国境の建物で手続きをします。


誰も案内してくれなく、同じバスの人とも逸れてしまい焦る焦る。出国カードやらインフルエンザの申告書を書いたり、外国人窓口は渋滞していたりでスムーズに行かず、30分くらい掛かったんじゃないでしょうか。


皆に置いて行かれ、ボーダーを越えてうろうろしてると中国側のバスの案内の人があっちへ行けとバスへ案内してくれる。さっき乗っていたバスの人と顔ぶれが違うようだけど、おそらく同じ系列のバスなのでしょう、気にせず乗り込みました。


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ここからは、深浅の高層ビル群を脇目に高速へ。高速に乗ったら熟睡です。ボーダーを越えたときに時差を考えていなかったことに気付き、3時間寝たはずと思っていた睡眠時間の現実差に睡魔が襲うのでした。



広州が近づくと、今度は降りる場所を吟味しないといけません。ガイドブックなど持っていないので中心を記す場所もわからず、街の景色を良く見ながらそれらしい場所を探します。結局終点まで乗っていたのだけれど、間違って手前で降りていたら危うかった。終点はホテルの前。


帰りの便は一時間後のを逃すとかなり間があり、とりあえずは戻ってくるつもりで近くを歩き始めました。


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今居る場所が何処かわからないのだけど、周りの店に入りつつお散歩。デパートに入って中国クオリティを味わう。日本の100均よりも高いんじゃないかって値段だけど質は良くない。ウズベキスタンのグムデパートなんかと比べると全然日本に近いのだけれど。


街の雰囲気は、軽いコンクリートの建物に椰子の木が生えるなんとも安っぽい街並み。古くないし日本にも似ているんだけど、全体的に何処か安っぽいのだ。



ぐるっと回るとバスの時間は過ぎてしまい、電車で戻ろうかと掛けてみた。運良く近くに地下鉄があり、路線図を見ると広州東駅を発見。ここから深浅までの電車があることだけは知っていたのです。


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地下鉄に乗って6駅くらいだったかな。広州東駅。この駅は広くて地下鉄から降りても普通の近郊電車が何処から出ているかが全くわからない。電車が出てるならバスも・・・と思ってでかいバスターミナルにも行ってみるけど、市内バスばかり。


外はとにかくでかいホテルやら庁舎が続き、バブリーな様相を呈しています。それなのに人が少ないのは日曜日だからなのか???


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突然のスコールに構内へ逃げ込み、列車を探す。北京や南京行きはすぐに発見出来たけれど、深浅行きは最後の最後まで見つからなかった。深浅行きを諦めて食事する場所を探していたところにやっと見つかった次第。



一時間に3本くらい出ている感じです。歩き方には一日数本とあったのだけれど。



構内のレストランでチャーハンとビール。ビールは大瓶の青島ビール。チャーハンは4人前くらい・・・団子餃子を頼むとこれも4人前くらい・・・600円くらい。なんて勿体無い楽しみ方をしてしまったのか。周りを見るとそういうものなんだろうけど、日本人だからって騙された感じでした。


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列車は、特急列車。75元(1150円)どうやら新しく出来た路線らしく、綺麗な列車で速度は180kmと高速です。乗車15分前になるとゲートに集まり一斉に乗る仕組み。


行きは3時間掛かった道のりを一時間ちょいで深浅駅。


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深浅でデパートとかを漁り・・・ここは何処かウズベキスタンクオリティの漂うごちゃごちゃのバザールといった感じ。建物は無駄にでかく、内部はごっちゃとして人で一杯。無理を無理だと思わない人間たちの集まった街の結晶なのかもしれませんね。


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深浅駅でまた、出国カード、入国カード、インフル申告書を書き、近郊列車で一時間で香港中心街へ帰着。



短い旅だったけど、よくわかないまま移動の旅をして内心テンションが上がり、旅感を味わうのは難しいかと思った香港もこれによって一気に旅ゲージが上がりました。この感覚が大事なのです。


中国と香港は言わずもがな全く違う国という印象を体験出来たのですが、いかんせん中国も面白いかもと思えたり。トイレは汚いし、タバコはがんがん吸うし、安っぽい建物の無理した街。なんだけど、これを機に苦手だった中国も思い直して新疆とか行ってみたくなったのでした。