モスクワ街歩き1(ターミナル)
2009/10/04(Sun)
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遂にモスクワの地を踏んだ感慨は深い。
すぐにチェックインは出来ない時間帯なので、先にセルギエフ・ポサードへ行くことにしました。
モスクワ・キエフスカヤ駅に到着して歩き方を読んでると、同室のウクライナ人から「Can I help me?」とのお声。
ウクライナのおっちゃん、こっちへ来いってことで付いて行くと、何やら地下鉄の切符も払ってくれ、小銭はあるか?ってなことで、もちろん両替もしてないので持ってないと応えると、この列車に乗れと行き方を教えれた後に500ルーブル(1500円)もくれてしまう。
そんな高いお金だとは知らずに返す暇もなく、「Be careful!」と何度も念を押されてお別れ。親切すぎるよ、おっちゃん!!
そんなんで、ヤロスラヴリ駅のある地下鉄コムソモーリスカヤ駅まで環状5号線で5つ目。
まだ早朝のせいか地下鉄はそれほど込んではいない。さすがに有名なモスクワの地下鉄だけあって豪華な造りのホームです。
ヤロスラヴリ駅に出ると、まだ暗く、人々が動き出す前に静かさと階層の低い人達が仕事の準備をする雰囲気がひどく旅情を誘う。
レニングラード・カザン、ヤロスラヴリ駅と3つの駅が集中するターミナル。特にカザン駅は中央アジアからの列車が到着するだけあって、周りで働く人もお店も中央アジア系が多い。
ここは、モスクワに興味を持ち始めたきっかけを与えてくれた、中村逸郎先生の「虚栄の帝国ロシア」で、暗い出稼ぎ労働者からのインタビューを始めた場所だ。
駅の周りを歩いただけなのに、ロシアの暗い現実と魑魅魍魎といった空気を肌で感じることが出来る。
なんだろう、綺麗とか世界遺産とかいった普通の観光名所はないけれど、ロシアの暗い色を見ることの出来る場所です。
荷物預かり所はどの駅にもあったようだけど、ヤロスラヴリ駅の裏の地下で一回80ルーブル(240円)
レニングラード駅脇のファーストフード店でプロフ+サラダ(600円くらいだったか)を
食べつつ、セルギエフ・ポサード駅への列車を待ちます。