モスクワ街歩き5(プーシキン・トレチャコフ美術館)
2009/10/06(Tue)
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モスクワ3日目。
朝10時にホテルのロビーで列車のチケットを受け取らなければならなかったので、ゆっくりめの行動開始。
日本で受け取れなかったチケットを現地のロシア人スタッフがホテルまで届けてくれるというもの。めんどうだけど仕方がないですね。
モスクワ最終日は、夜行のため、ほぼ時間潰しといった感じでもありました。見たいところはたくさんあるのですが、時間の関係上思い切ったことが出来ないところ。
今思えば、夜いろいろ出歩くべきだと思うのだけど、実際行ってしまうと早く寝たくなってしまうのです。
3日目ともなると、街歩きも慣れてくるもので普通にキリル文字は読めるようになるし、地下鉄のアナウンスも聞き取れるようになったり、地図なしで歩けるようになったりと。
とりあえず、ヤロスラズリ駅に荷物を預けて、プーシキン・ヨーロッパコレクションへ。
入り口は裏側の地下にある。学生で入れてくれたので、150ルーブル(450円)
セザンヌが良かったけれど、他はどうもピンと来ませんでした。
ここに来てやっと綺麗な青空が広がる。聖キリスト教会を横目にモスクワ川を渡る風が気持ちが良い。のんびり過ぎる空気感です。
路地を歩いて、トレチャコフ美術館本館へ。
ここも入り口がわかりにくい。300ルーブル(900円)
広い美術館。近代美術が多いのかな。「見知らぬ女」が日本に来て見逃してしまっているので残念。
ゴーギャン辺りが豊富でしたヨ。
わざと路地を歩いて赤の広場まで。
路地は路駐の車で大渋滞。縦列駐車もいい所。ぎっしり詰まっていて車線を減らしているので渋滞が絶えない。
グム百貨店の次は、ツム百貨店。こちらは高級ブティックといった感じで及びでない感じ。地下のスーパーも輸入品が多くて異様に高かった。
ツム百貨店の裏。ストレニコフ横丁辺りは、少し高級感のある下町みたいで楽しい。ここだけヨーロッパの路地街みたいなのです。狭い路地に建物が立って小さな店がたくさん。雨が降ってきて早々にMy-Myレストランに逃げてしまったけれど、時間を掛けても面白そうでした。
17:00を回ったところで、レニングラード駅へ。
辺りは暗くなり、旅情のあるターミナル。やはりモスクワの中で一番好きな場所かもしれない。
キエフから来たからその延長線上でモスクワって街を捉えてしまって過ごしたのですが、これから西に向かって思い返すと、その中央アジア色の強さに懐かしさを覚えます。
大きな街。
くすんだ灰色の街。
人種の坩堝。
何処か背後に暗い影があちこちに隠れていることを肌で感じることの出来た街。
日本に住んでいるとこの街の動向が気になって仕方がない。
素直な魅力ではないけれど、何故か得体の知れないものに惹き付けられる街なのですね、モスクワっていうのは。