モスクワからペトロザヴォーツクへ
2009/10/06(Tue)〜2009/10/07(Wed)
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レニングラード駅〜ペトロザヴォーツク駅
カレリア号
8000円 実値1900ルーブル(6000円)
13号車8席
18:25〜翌08:50
夕方のレニングラード駅の人はまばら。ときたま発車が間近になると、無賃乗車をすべく改札裏のホームを潜っていく人が列をなす。
治安が悪いとの噂だったけれど、全然そんなことはない雰囲気でした。出稼ぎの低所得者層の人達が多く居るのだけれど、おそらく、人々の連帯とでも言うべきものが存在しているのでしょう。何かしでかせば賄賂で成り立っている社会で生きていけなくなる。下手に悪いことをすれば自分の首を絞めることになる世界がある感じです。
発車30分前になると車両のドアが開いて車掌さんが出てきます。ちょうど、土砂降りになって車内に入るまでにびしょ濡れ。
列車の外観はよく見れば、ウズベキスタンのレギスタン号とそっくりです。
髭を蓄えた男の車掌さん。カレリア共和国への列車だからなのか、北欧の血が濃そうな人相でした。全く英語は通じず、最初は苦労しました。
同室はカレリア人っぽい家族連れです。ピクニック気分で食べ物を広げて楽しそう。何やらロシア語っぽくなく、フィンランド語に近い言葉を話していて、これから行く場所がモスクワと違う地域だってことがなんとなく感じられます。
列車に乗ってから、飲み物やら食べ物を買っておくべきだったと後悔するも定刻通り14時間半の長旅は始まってしまう。
上段ベットなので個室っぽい雰囲気。何もすることがなく、すぐに寝る体勢に。
しかし、走り出してすぐに暖房が入って暑いのなんの。シャツになっても汗だく。寝れない。
周りの人も暑くて裸になっている。途中止まった駅ではキンキンに冷えた駅に裸で出て行く人が居たほど。
幾らかすると涼しくなって、19時くらいから5時くらいまでは一気に熟睡。
いつの間にか家族連れは居なくなっていて薄暗い車窓を眺めつつ、薄っすらと雪が積もっている白樺の林を抜ける列車の音に、うとうと。
長いと思った14時間半も寝てばかりいてあっという間に到着でした。