ヘルシンキ街歩き
2009/10/11(Sun)
青く澄み渡ったキンとしている空。東京の冬、空っ風吹いているときのような天気だ。 気持ちが良い。 首都の中心部だというのに少しも雑踏としていない街に違和感を覚えてしまう。看板やネオンサインも殆どなく、無駄に見えるものが全然ない。 他の国と比べてもかなり簡素な街だ。でも何もないわけでもないし、ボロボロでもない。日本だったら寂れた街に成り下がりそうな雰囲気があるにもかかわらず、何故か先端を思わせる機能的な街並み。 無駄なものがないんだよね、きっと。日本人みたく際限なく便利なサービスを求めるんじゃなくて最低限の利便性で納得している。福祉国家と言えど生活は日本よりも不便そうな雰囲気を受ける街。でも、最低限妥協できる利便性は残している。 丁度良い具合に街の機能が整備されているって感じを肌で感じます。 ここに居ると、生活面で学ぶことがたくさんあると思う。 ウィーンやパリよりも住んでみると発見することがたくさんありそうな街です。 日曜日でデパートから何もかもお休み。開いている店は皆無と言って良い。 なので、基本的に散歩するしかない街歩きです。 前回行けなかった、テンペルアギウス教会へ。 ここは、石を掘った中のドーム型の近代的な教会です。ゴシックとかロマネスクなんかの教会とは全く違う趣の教会。如何にもフィンランドらしい。 広くて明るくて温かい。全てが機能的に感じる。もちろん荘厳さとかもちゃんとある。ヘルシンキに来たら、大聖堂とかよりもお勧めの場所です。 かもめ食堂まで行く時間はなかったので、港の日曜マーケットへ。 いろんな出店が出ています。ヨットがたくさん止まっていてイベントがたくさんやっている。中でも鮭の鉄板焼きは見るからにうまそうで、10Euro(1300円)もするのに衝動食いをしてしまいました。 この陽気が気持ちよくて、飛行機の時間まで椅子に座ってゆっくり。 黄色に染まった木々も綺麗。 平和でのんびりした雰囲気の中、行きかう人達を眺めてるだけで楽しい。 旅の最後はこういった温かくてのんびり出来る場所を選んでいるけれど、今回は当に望み通りの最終日となりました。 14:00過ぎの駅脇から出るフィンエアーのバス5Euro(650円)で空港へ。満席で40分くらいでスムーズに空港です。