強権と不安の超大国・ロシア 廣瀬陽子
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コーカサス国際関係の十字路を読み直してて、こっちも読みたくなったので。
廣瀬先生ですが非常に内容がまとまっていて読みやすい。最近この手の内容の知識が増えてきたせいもあって真新しい内容はなかったのですが復習っぽく読めました。
さらっと、ロシア圏内の情勢を知りたいときにはベスト本だと思います。旧ソ連諸国同士の関係と諸国から見たロシアを語ってるのでロシアのことだけじゃなくて、周りの国の情報が良くわかります。
中央アジアとか東欧の旧ソ連構成国とロシアの関係って一筋縄じゃなくて面白い。
旧ソ連ノスタルジーと反ロシア精神なんていう題名が物語ってますよね、この辺の地域は。
日本のメディア報道の弱さとか偏りがよくわかる地域でもあるんだよね。こういう国々の力関係とか本質を知ることって、いろんなことに応用できる情報だと思います。政治に投射しても良いし、会社とかにしても良いし。単に使いどころがなくて役に立たないで終わる知識ではないと思います。
強権と不安の超大国・ロシア 旧ソ連諸国から見た「光と影」 (光文社新書)
- 作者: 廣瀬陽子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 新書
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