北京へ

2011/01/15(Sta)

遂にシベリア鉄道への第一歩が始まった。一年ぶりの旅のせいか出発の一週間前くらいからトラベルブルーが入り始め、ピークを迎えての出発となりました。
何度旅に出ていても、旅先で出会うかもしれない最悪の出来事やら辛い事が脳裏を過ぎり、不安で一杯になるのは変わらない。
そんなブルーな気分になっても旅に出たい気持ちは変わらない、この不安な気持ちを上回る思い出を求めて、今回も家を出ました。

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NH905成田⇒北京 10:30〜14:10 A320-200
本当は金曜発で北京でゆっくりしてから列車に乗り込みたかったのですが、さすがにこの一日は休めませんでした。
さて、まずは、北京へ。
こういう近距離便はマイレージで飛んでしまいます。


土曜日ということもあって成田はそこそこ込んでいて、両替やらを済ませているとあっという間に時間がなくなり、ぎりぎりでの搭乗でした。ここで乗り遅れたら洒落になりません。
成田発の海外便では初めての小さな機体です。欧州内の乗り継ぎで良く乗るA320.小さな機体なのに搭乗率は1割に満たないくらいのがらがら状態、完全な不採算路線っぽいな。羽田発のほうが需要が多そうです。


ちょうど大寒波が押し寄せてきていて、500kmに満たない速度で北京へ。うとうとしていると氷の張った中国近海を飛んでいた。
いかにも寒そうなキンとして白い平野が続く中国。
風が相当強いらしく、かなり左右に振られての着陸でした。

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30分遅れの5時間ちょいの空の旅。
街に出ても良かったのだけど、昨年遊びに来てて、荷物もあるし、寒いってことで20時くらいまでの6時間を空港で時間を潰すことにしました。
何もしない時間っていうのは、一番不安の増す時間でもあります。目と頭が痛くて本を読む気になれず、延々とぼ〜っとしている時間。


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19時頃、レストランでお食事 103元(1400円) 脂っこくて、常夏名甘い味のする変な中華料理、食欲がないことを差し引いてもおしくはなかった。これで1400円は高過ぎます。
ただ、このレストランには席にコンセントがあったので、最初からここでPC使っていれば良かったと思う。

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時間になり、エアポートバスで北京駅へ。16元(200円)
懐かしい北京。郊外は汚い露店がポツポツとあり好きな雰囲気です。中心部もそれほどギラギラとした電飾はなくて静かな感じ、上海とか香港とは違うようです。

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45分くらいで北京駅到着。
−8度とあるけど、それほど寒くは感じません。
この時間の北京駅周辺は、旅行者ばかりの様。外国人はあまり居ないけど、田舎から出てきた人たちが多いみたい。
駅前のキオスクでカップラーメンやら水やらを3日分買い込んで、両手にビニール袋にバックパック二つとその辺の中国人に負けない荷物の量で構内へ。
手荷物検査待ちで何時も入り口は大行列、
構内は人、人、人。
21時だと言うのにものすごい人の数です、さすが中国。

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モスクワ行き K19次 23:00発は、二階中央部の4-5台からの発車。
ロシア人、中国人半々くらいの人だかりが出来てました。
中国の車掌さんは、女性は背が高くてメーテル見たいな制服でかっこいいんだけど、男性は背が低くて田舎もの丸出しの感じでちょろちょろ動き回っててかっこ悪い。
ここでで出発までの時間は、通り過ぎる人を観察しながらの待ちタイムです。
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