成田からアルマトイへ

2011/10/07(Fri)


また、旅立つ時がやってきた。


今回も奇跡的に2週間の休みがとれそうな雰囲気が出てきて夏頃に決心をしました。
前回は1月にシベリア鉄道(北京⇒ロンドン)で2週間休んでいるので、この短いスパンでの連続休みをくれた会社に感謝です。


今回は行き先は、中央アジア+パキスタンです。アルマトイinイスラマバードout.
入社当時、一生のうちに行ってみたいと思っていたルートは、シベリア鉄道とこのルートでした。
このルートを会社勤めで行けるとは思っても見ませんでしたが、まさか1年のうちに両方行けてしまうとは・・・


シベリア鉄道のほうは、お金と時間さえあれば行けるルートでしたが、こちらはいろいろと制約があって、サラリーマンではかなりキツイと思われていた行程。
当時は、中央アジアinでパキスタンかインドoutというチケットが当時は手に入りにくかった。往復込みでの格安がないのと現地発の片道発券が難しかったのです。
それが今は、ネットで簡単に買えてしまう。便利になったものです。
そして、治安面の懸念に加え、この行程を予定通りにこなす、旅スキルと情報、、勇気がなかったことも足踏みせざるを得ない大きな理由でしたが、直近で旅した正確な情報が手に入ったのと旅に少なからず慣れが出てきて、思い切る決心がついてきたこの頃。
行くなら今しかないというタイミングが生まれたのが夏頃でした。


チケットは、in,out別々の購入です。
往路:成田発ソウル経由アルマトイin アシアナ航空+アスタナ航空 110,156円 ebooker発券
復路:イスラマバードout バンコク経由のタイ航空 56,388円 タイ航空のwebサイト発券


夏前に道筋を大体決めて、旅前までは残業続き。
今回は不安とかを考える暇もなく、
成田に到着するというありさまからのスタートでした。
気温20度。気持ちよく晴れ渡った空の中の出発。
数年前まではこの時期になると毎年どこかに旅に出ていたけど、最近は久しぶりです。

f:id:shiomi31:20111007130705j:image

OZ103 B767-300 13:00成田⇒16:10ソウル
成田は思いのほか空いていて、駅に着いてから30分掛からずにゲートへ。前回は、ぎりぎりだったのに。
ルフトハンザが停まってるのを見て、普通にドイツでのんびりしたいな〜なんて思いつつ、前回のシベリア旅が頭の中を回想し始めます。
あの寒い中オレンジの灯りで眩しい北京駅に、構内の雑踏。列車が発車する後景。何かが始まるっていうあの感覚を思い出します。今回は何時その感覚を味わえることになるでしょうか。

f:id:shiomi31:20111007174650j:image

定刻にインチョン着。ここは何回も来てるので店を回ることもなく、待ちぼうけ。
OZ 577 A330-300 19:00〜22:45(+3)
出発は1時間遅れる。2年前にタシケントに行ったときと同じゲートからの出発でなんだか感慨深い。
乗客の半数は、韓国人が多く、それも旅行者っぽく驚きです。ここはまだ、ロシアの香りは全くしないフライトでした。
6時間半 4500kmとヨーロッパと比べると短いけど、微妙に長く感じる距離。

f:id:shiomi31:20111007183420j:image

22:45アルマトイ
結構広い空港でイリューシンがたくさん停まってました。
しんと寒く、微妙に寒さで霧が掛かってぼやけるライト、当然ボーディング・ブリッジはなく、エンジンの音が聞こえる外に降り立つと、ロシアの香りを感じるようになります。


夜遅いのに、入国審査に並ぶこと30分。ここから即ビシュケク行きのチケットを買うことも出来るようでした。
カザフスタンビザは、どんぐりツアーに依頼しました。5000円くらいかな?会社を休んで東京に行くと思えば安いものです。ここに頼むとバウチャーとかも要らないので楽チン。


ゲートを出て、タクシーの集りを見てなんだか懐かしくなるのは、旅人の性でしょうか。
無視して、駐車場の外まで行こうとしたのですが、しつこく付いて来る若い運ちゃんが居て、交渉開始。
最初は、1km500Tでしたが、比較的簡単に市内のホテルまで2500T(1500円)で決着。深夜なのに妥当な線での交渉に幸先の良さを感じてしまったり。


相変わらず飛ばしまくる車に恐怖感を抱きつつも、運ちゃんとの微妙な距離感と片言の英語とロシア語でのお国紹介、見知らぬ道に地理感を高めながらこの真夜中のタクシー移動が旅の始まりを感じさせてくれる瞬間です。


ホテルに着いたのは12:30. 長い移動の一日でした。