アルマトイからビシュケクへ

2011/10/08(Sat)


アルマトイの滞在時間10時間もないうちにビシュケクへ向かいます。
ジェティスーホテルから長距離バスが発つサイランバスターミナルへは、63番のバスで30分ほど。
でかい街だと市内から長距離ターミナルまでが遠いので不便極まりない、ガイドブックとかがないと安心できないサイズの街っていうのは慣れないと不安です。見知らぬ小さな街よりもロンドンとかパリとかのでかい街の方が不安は大きくなるものです。


最初は、適当にタクシー拾って行こうかなって思っていたのですが、ホテルのおばさんに訊いたら、高いからバスにしろって丁寧に教えてくれました。
バスは、一回50T(30円)
バスって始めての街だと、何処で降りて良いかに何時も迷います。今回もバスターミナルらしきものが窓から見えず、5kmくらい行き過ぎてしまい、かなりの時間ロス。
バスターミナルに行くだけで1時間半も掛かってしまい、余裕がなくなり、急いでビシュケク行きのタクシーを捜します。


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アルマトイ サイランバスターミナル


サイランバスターミナルの反対に民営ターミナルがあると書いてあったけど、見つからず。公営のバスだと時間が掛かると思い、シェアタク目当てです。
しかし、お昼も近いこともあってか、なかなか見つからず。声は掛けられるんだけど、誰も待ってなくて1人ではめてくるやつらばかり。
30分くらいぐるぐる回って、信頼出来そうなおっちゃんの集まりのところで交渉。最初は1人60$だったけど、最終的には3人集まって1人20$。少々高いけど、2000円以内と決めていたのでOK。
待ち時間には、英語の出来る若い兄ちゃんが話しかけてきて、福島is危険?とかトヨタはすごいとか日本酒が飲みたいとか定番の話題で話しっぱなし。


12時前に出発。込んでる市内を抜けると砂漠の一本道です。ここでボロボロのベンツで190km近くスピードを出され、さすがにヒヤヒヤもの。
俺のベンツは早いんだぞって自慢してるけど、怖いだけです。旧ソ連にしてはめずらしく、スピートメーターが生きてる車でした。
がんがん飛ばし、200kmを2時間半掛からず。


ところが、国境まで来て思いも因らないことに、国境がビシュケクだと言われ、降りろとのこと。
パスポートを持っていないから俺はビシュケクには行けない、ここまでで20$払えと言われ、一悶着。同じ旧ソ連の国なんだから、共通のIDカードくらい持っていると思うのですが、引き下がらず・・・まあ、おそらく本当に国境を越えられない人たちだったのでしょう。
さすがに、ここまでで20$を払うのは嫌だったので、15$と残りのテンゲを少しで決着。


さて、ここの国境が大混雑。ブースにぎゅうぎゅうに押し込まれ、並ぶ場所がなく割り込みだらけ。特におばちゃんが強くてがんがん押して、むきになって前に入ろうとしてくる。ここで負けてなるものかと大汗掻きながら格闘すること1時間で出国。
キルギス側の国境も当然込んでいますが、こっちは列があるので楽チン。でも20分くらい並んでようやくゲートに辿り着いたかと思ったら、別室送り。どうも最近は別室送りが多い・・・何処のビザがいけないのか?臭いのはロシアビザのような気はしてるけど。。。
別室で15分くらい待たされ、何事もなくOK。


無事、賄賂をねだられることもなく、16時頃キルギス入国を果たし、ビシュケクまでのマルシュを捕まえようとするも、どのマルシュもビシュケクにはいかないと断られ、信じられないことに車はたくさん居るのに白タクが1台も居ない。
何度も行ったり来たりして、来るマルシュに全部声かけていって、ようやくアルマトイから来たと思われる車が1$で乗せてってくれることになり一件落着。
最初からこのマルシュに乗れていれば、こんなに苦労する必要はなかったのに。。。


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ビシュケク 西バスターミナル


キルギスに入ると一気に、道が悪くなり、民家がボロボロになる。資源のない国はこうも貧しくなるものかと思う。アルメニアと似たような境遇の国ですね。
国境からは30分くらいで西バスターミナル着。


ここからは、道を渡って114番のマルシュで15分くらいで東バスターミナル 10som(15円)
ここもぎゅうぎゅうのマルシュから窓が全く見えず、何処を走ってるかわからず、行き過ぎてから下車。
1kmくらい歩いて戻って、今日のお宿は東ターミナル裏のNomad's Homeへぎりぎり暗くなる前に到着です。


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ビシュケク 東バスターミナル


250kmくらいしかないのに、へとへとになる移動でした。