サリタシュ村歩き

2011/10/10(Mon)〜11(Tue)

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サリタシュです。
キルギスと中国国境、イルケシュタム峠の一つ手前の村。
以前であれば、こんな何もなくて、交通手段の予定も建てにくい場所で1泊おくなんてことはなかったのですが、今回は幾らか旅程に余裕が出てきたこともあって、寄り道をしました。


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街の中心 右がタジキスタン 左が中国

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バラックだらけ


結論から言えば、もしイルケシュタムをキルギスから抜ける場合は、ここで1泊して良かったと言えます。
何もない場所に、イルケシュタムとタジキスタンへ向かう一本道が交差していて、バラックがポツポツと点在する村。


一本道の先には、雪山がでんと構える。
なんといっても、音が静か。たまに通るトラックの音以外は、空気が澄んでいるというよりは、音が澄んでいるといった方がしっくりくる感覚です。


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KAFE MAGAGINとは、雑貨屋兼食堂のこと
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KAFE


雑貨屋が数件あるだけでちゃんとした食堂はないので宿の食事にあやかるしかない。
中国資本で道はかなり良くなっているけれど、その他はまだまだ昔のままといった感じ。
家畜がうろうろして、冷たい吹き降ろしの風が吹く中、身を縮ませて老人が道を歩く。
夜の満点の星空。
この何もなさを味わうだけでもここに寄り道する理由になります。