黒鯛ヘチ釣り7月号

7月に入って水温は20度を超えるようになった。中旬になると25度前後。一番釣れそうな水温だ。
公園などは7月に入ると殆ど毎日10枚前後の釣果があるようだった、絶対に釣れるとわかっている日にはやはり休みはとれず悔しい思いをすることが多かった。


7/5(Thu)
午後半して、O岸壁に行く。暑い日で初っ鼻から綺麗な54cm。記録更新。残念ながらカメラが壊れているため綺麗には写せなかった。
この後も順調に釣れるかと思ったが、東風になりくもりがちになると、一気に食いが落ちてアタリが少なくなる。当たっても小さいものが多い。
この日は5枚最大54cm全部40cm以上。


7/7(Sat)
午前中は澄み澄みで当たらず、ご飯を食べに行こうかとしたときに、40cmを掛けるも、午後からは一気に赤潮発生でまるっきしダメ。
終いには東風がばんばんに吹いてきてアウト。
虫エサを使ってみるとこんなときでも底付近でアタリ切り。30cmくらいなら結構釣れるのだけど、やはり食い渋っているときは大きいのは口を使わないようだった。
40cmが1枚。


7/14(Sat)
午前中は澄み。誰も居ないのにO岸壁は如何せん午前中は食いが立たないようだった。全く当たらないわけではないのだけど、状況は良くなかった。
午後になると再び濁りが入るのだけど、今日は青潮っぽい。
休憩しに行っている間に、釣友は5枚を掛けるも濁り始めが地合だったらしく、完全にバスクリン状態になってしまうとダメなようだった。
朝からずっと溶存酸素が少ない状態なのだろう、釣れても元気がない。30cmクラスのアタリはあっても乗らないことが多い。最後に、右側で48cmを掛けるも元気がなかった。


ラストは手前に移動して勝負を掛ける。久しぶりのPだが澄み澄み。やはり釣れないのか・・・と思っていると、水面に5,6匹単位で泳いでいるのが見える。
ダメ元で沖打ちをすると餌を獲られる、まさか食うとは思ってなかった。この後も魚影を数度確認出来、ヘチベタベタではなく、近辺落としで判を押したような48cmを3枚。
場所はそれほど変わらないのに、バスクリンと澄み澄みが隔てている。いつもならこの澄み具合だと釣れそうな感じがしないのだけど、バスクリンを見てしまうと釣れる気がしてくるのが不思議。しかも、こちらの魚は元気があった。
夕方の1時間足らずで3枚。釣友も2枚。良く釣れた時間だった。


7/15(Sun)
夕方の2時間釣行。
前日釣れたのを良い気に同じ場所へ。若干バスクリン状態がこちらにも来ているけど、まだ釣りになりそうだった。今日は左側を中心に狙うもアタリは少なく、左に行けば行くほど、青潮発生。
釣友は、右側を狙い見えチヌを5枚。初めてヘチ釣りの初心者も50cmをGet。自分は、最後にマル秘Pを狙い撃ちで40cm。


7/21(Sat)

15時よりスタートO岸壁沖

一気に冷え込み最高気温が20度の寒さ。釣れないだろうと予想して来てみたが、状況は良いようだった。
先週のバスクリン状態は回復していて冷たい潮が入ったような澄み方をしているものの前日の雨がまだ残っているような濁り方もしていた。


先釣者の釣れているという話に意気込みスタート。
アタリ切り。かなり打たれてしまっているはずなのにまだ当たる状態、絶好調と言うわけではないけど、渋いのを予想していただけに満足できるだけのアタリ数をもらえた。
1時間半くらいで35〜47cm4枚。アタリは倍くらいあったが小さいのが多く、比較的大きめの餌で小さいのをかわしながらの釣りなのでアタリで終わるものも多かった。


まだまだこれから当たりそうだったけど、手前に移動。
北東の風がもろに当たっていてあおこが舞い上がり釣れなそうな雰囲気だった、イワシも数匹水面に浮いていたので酸欠は間違いなく、釣り人も10人は居るんじゃないかという盛況ぶり。
それでも先の方で44〜48cmを2枚。


7/22(Sun)
16時からの釣り。
この日も北東が入り雨の影響もなくなり、澄み潮。しかも、岸壁手前から攻めるも人が多く、釣れなそうな雰囲気だった。
先端部分で1度当たるもバラし、それっきり。


17時半頃から急いで沖へ移動する。こっちも澄み潮だがバスクリンよりはマシだろう。
先釣者も苦戦しているようだったが、アタリくらいはもらえるだろうと落とす。


結果は、アタリ2回の47cmと52cm2枚。
みんな釣れていない中、奇跡的な2回のアタリだったように思う。基本は釣れない地合のはずだった。


7/28(Sat)
今週も平日は爆発があったらしく、未確認ながら57、61cmを含む3時間で24枚という情報が入った。
ところが今日は、全くダメ。茶色く濁っていたという潮は、澄み気味。
朝から気合が入っていたのに、釣り場に着いて意気消沈です。


それでも午前中はまだ多少濁りがあって、上げの時間帯はそれなりにアタリをもらうことが出来た。
上げに近い時間帯は魚が浮いて、見えチヌだらけになった。この見える魚も一回目は興味を示すものの、スレてくると小さい仕掛けでないと反応しない。
小ツブをノーシンカーで少しだけ付けてやると反応がある。


但し、ヘチで逆立ちしてる魚はまず釣れない。横泳ぎしている魚は大丈夫。沖目を泳いでいても食い気があるやつは突進してくる。
傾向としてはストラクチャに潜んでいる魚より少し沖目に居る魚の方が食い気があることが多いようだった。


午前中の3時間で7枚。
休憩を挟んで夕方になると、透け透け潮になってしまい、アタリが激減してしまう。
釣れなくはないけれど、たまに当たる感じ。
10枚。48cm前後が多くて6枚。


7/30(Sun)
暑い日。
昼にM下へ初めて釣行。昔はよくハゼを釣りに来ていたけど、まさかクロダイが釣れるとは思っていなかった。調査のつもりで出かけてみると、いきなりアタリ。
しかも連発。型が小さいのか風でアタリが読めないからなのかわからないが、10回当たって44cmが一枚に終わってしまった。
ただ、アオコが増殖した悪い状況で30分足らずに10発もアタリをもらえたのは好印象。また、出撃してみたい。


その後は、K港。ここも初めての場所。
ここも1時間ほどで2人で10回くらいアタリをもらい3枚。良い濁りで短い竿でやると非常に面白そうだった。


最後は、O岸壁だが、澄み澄みでまったくダメ。

最近は、ツブの方がアタリが多いような感じがしている。一時、一枚貝が良かったのだけど、ここ最近は大きめのツブの房掛けが良いようだ。
ツブだと前アタリが出る確率が多くて面白い。餌の付け方次第でフッキング率が大分変ってくる。針を完全に見せる形でぶら下げてやらないとダメ、このとき大きな針は良くなく、3号くらいが一番乗る確率が高い。
これを2号とかにしてしまうとハリス切れが多くなる。
基本はノーシンカーのフリー落とし。


7月中旬は1週間くらい南西の風10mが吹き荒れた。釣れるかと思いきや、赤潮やら青潮が発生してしまい、浚渫後の釣り場は良くないようだった。風が当たる側よりも背になって水流が溜まってしまう場所の方が青潮になりやすいらしい。
O岸壁は、北風だとあまり良くはないが、西寄りの風になると流れが止まってしまうらしく良くない。

夏でも北寄りの風になると一気に冷え込み澄み潮になって難しくなるものの青潮が来た後は、少なくとも澄んでくれたほうがまだましという雰囲気。

ベストは南東。