カシュガル街歩き

2011.10.12(Wed)


殆ど見て回ることが出来なかったカシュガル。
カシュガルと言えば、ウイグル族の集落を見に行ってみたかったけど、深夜着でタシュクルガンへ早く移動しなければならないため、バスターミナル近辺を小一時間散策しただけで終わってしまった。
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5元タクシーより


旅を始めた頃、シルクロードの西端、西安からカシュガルまで鈍行で行けたら・・・と何度思ったことか。
自分にとって宮本輝の「ひとたびはポプラに臥す」の終着点は、フンザというイメージよりもカシュガルの方が強かったのです。
カシュガルの宿での一服感。暑さで茹だりながらも宿の窓から見えるウイグル族の踊り。何気ない光景が印象深く残っていました。
カシュガルは、小説当時とは全く変わってしまったかもしれないけれど、ここを訪れることが出来たという事実は満足感を満たすものでした。
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バスターミナル裏


街の中心部をタクシーで走っただけですが、大きな道路にどぎつい漢字が散らばるビル群。街並みは香港の町外れのような雰囲気です。
千葉の街よりもずっと発展しているけど、安っぽく、新しいのに埃っぽい。窓が殆どないような平面的なビルが敷き詰められていて、シルクロードとかいう響きはまったくと言っていいほど感じられない街並みでした。


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バスターミナルの脇の商店が並ぶ一角は、ウイグル人が多いらしく。レストランでもウエイトレスは皆ウイグル人の若い女性でした。
日本人が珍しいようで、言葉がわからないことを良いことに近くでいろいろネタにされてしまった。
プロフを食べたのですが、少し脂っぽかったかな。15元(220円)
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