ススト街歩き

2012/10/13(Thu)〜14(Fri)
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スストです。
中国からの1本道の両脇に商店が並ぶだけの小さな村。ここに国境がなければ何もないだろうというようなところに、商売をするためにだけある村だ。
家は背が低く、ボロボロ。カンボジアを思い浮かべるが、埃っぽい分さらに貧相な村に見えた。


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カンボジアみたいな家
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周りは山に囲まれてる


家々のみすぼらしさとは真逆に、村を囲むようにそびえる山々の景色は素晴らしい。
すぐ近くまで迫ってくる迫力です。険しい山。
段々暗くなって、夕日をかすかに浴びて雪が発光するかのように、山並みだけが浮かび上がる。
村は、まだ活発で車はしきりに走り、夕ご飯前の活気があちこちで見られる。
そんな周囲の雑踏の中、それを囲む自然だけがシンとしてて、何やら人間だけが取り残された器の中の村の雰囲気に浸った感覚になりました。

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端から端まで歩いても10分ほどの小さな村なので歩いていると何度も同じ人にあって微妙に気まずかったりもする。
電気が来ていない時間が多いらしく、暗くなってもロウソクの灯りだけの店が多い。レストランなんかも真っ暗だ。
良いホテルは、自家発電機があるらしく、ごんごん騒音を立てていた。

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真っ暗な食堂
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これがうまいんだ。


夕食は、ホテルの前の真っ暗な食堂で、ビーフカレー100Rs(80円)
肉は柔らかく、味も抜群。カレー圏に入ってきたのを実感できる味でした。


帰り際、ホテルで若い男を連れた、ゲイなおじさんにチャイを誘われる。
最初は気づかなかったのだけど、ホテルを決めた時から軽く狙われていたのかもしれない。
そこそこな会社の社長らしく、羽振りは良かった。彼の泊まっているホテルはお湯が出るから来ないか?と言われたけど、そこは逃げるように遠慮しときました。
でも、親切は親切で、フンザまでの交通機関と相場を細かく教えてくれて助かりました。結構、日本人に会うらしいので有名なおじさんなのかもしれない。

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初デコトラ!!


中国語の看板が目に付くけど、殆ど中国人が見当たらない。時期的なものなのか、そもそも中国人の賃金が高くなったのか。
道路工事している人も中国からの出稼ぎが多いと思っていたのに、殆どパキスタン人であった。

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翌朝の朝食も宿前の食堂。
ナンと目玉焼き70Rs(60円)。パキスタンのナンは、窯で焼くのではなくて、フライパンに油をしいて焼くものが多いようで、最初は脂っこいのだけど、だんだん慣れてくるとおいしくなる。