カパンからアガラク国境へ

2010/02/09(Tue)
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カパン(kapan)からメグリ(meghri)までの峠越えだ。この間はマルシュがあることを結構期待していたのだけど、朝訊いて回った感じではないようだった。


エレバンからメグリまでの直行は1〜2本はあるみたいだけど、カパン通過は夜なのでアウト。



タクシーを使うしかない。


値段は誰に聞いても15000AMDという。たぶん、これが相場なのだろう。若干粘って14000AMD(3500円)で決着。ロンプラには12000AMDとあるので悪くはないと思う。


車は、でかいベンツだ。怖い皮ジャンの男が3人同上。運転手の仲間らしく、家までの帰りらしかった。



おっちゃんは、ベンツと云って車を自慢するが、如何せんボロボロだ。メーターは動かないし、途中、オイルを入れたりポンプを交換したりと修理しつつの出発となるのだ。


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10:00過ぎくらい発。


峠越えのため、がんがん山を登っていく。辺りは真っ白で雪も2mくらい積もってたりする。


Meghri passという一番高い峠で2489m そこからは、3906mのMt.kuputjughが綺麗に臨めた。


絶景としか言えない山並みが続く。


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峠を越えると一気に気温が上がり、雪はなくなり、岩肌をむき出しにした崖が見えるようになる。少し寂しくもあるが、イランへ向かっている実感が沸いてきた。


メグリの街は、小さな家がポツポツとある村だ。アパートとかもなく、アルメニア色が薄まっていくのを街並みから感じる。


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ここからイラン国境アガラクまでは、20分程。鉄条網で隔てられた川沿いにタクシーは進む。対岸はイランだ。なんだか、荒廃している土地だ。


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アガラク国境までは、一時間ちょっとで11時過ぎには到着。


ここにはタクシーがたくさんたむろしているけれど、徒歩で越境している人は見かけない。自分が行ったときも一人も越境する人が居なく、係員も居ない。


警備員のお姉さんが係員を呼んできて、スタンプを押してもらうだけなのに待ち時間に30分も掛かってしまった。


日本人が徒歩越境するのはめずらしいのか、いろいろ質問してくる。定番の如く、ロシア語はしゃべれるか?何人だ?仕事は?と始まっていく。アゼルバイジャンのビザのページで手が止まるも友好的に通してくれました。


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さて、次はイランへ。