シベリア鉄道6日目(〜キーロフ〜ゴーリキ〜ウラジミル〜モスクワ)
2011/01/22(Sat)
モスクワまでのシベリア鉄道も最終日となりました。
もうすぐ9000?弱を走り切ろうとしています。
朝、地平線に赤オレンジの熟れた様な太陽が浮かび上がります。
外気温はー32度とのこと。意外にもモスクワに近いこの辺りが一番寒いようでした。
この1週間殆ど歩いていないので、コンパートメントで目が覚めると病室のような感覚に襲われます。
気持ちが下を向き続けた1週間、何のために長期休暇をとってまで旅に出てきたのかと自問自答を繰り返す日々。
旅とは何か?
人生とは何か?
これからしなきゃいけないことは?
いろいろ考えるわけですが、思うような答えは出ません。
でも、この旅が無駄だとはこれっぽっちも思うことはなく、少なくとも日常では考えなかったことを考える機会にもなったし、思い返せばこれこそが旅なんだと思えます。
うとうとしながら、5時頃、キーロフ駅に到着
精神的なものか一度目が覚めてしまってからは寝ることも出来ず。昨日の同室のお姉さんも一人は危険と半ば脅されたこともあり、ここから先の治安に不安を覚えて少し気が沈む。
10:49ゴーリキ駅に到着
ここでWi-Fiに繋がったのでメールをチェックしてると、会社でトラブル発生のメール。
ただ、ここでは題名を見るだけで中身を見る時間がなく列車は発車してしまい、内容に不安を抱えたままのラストランになってしまいました。
14:19ウラジミール駅に到着
ここは、周りに教会が多く、皆通路に出て写真を撮っていました。
ロシア正教会らしいネギ坊主の教会です。
新幹線みたいな列車も停まっていてもう都会です。気温も-20度。
次第に街とダーチャが増え始め、日が暮れたところで、18:02モスクワ・ヤロスラズリ駅着です。
外は雪。
とうとう来たんだ。また来ましたという気持ちです。
長い列車の後ろに乗っていたので出口までも一苦労ですが、感慨深い気持ちに浸りました。
ここまで引っ張ってきてくれた機関車・・・ではなく、最後だけ引っ張ってくれた機関車
やっとモスクワ・ヤロスラズリ駅到着
気温は-7度。
動き回ると暑いくらい。
雪と夜、やはりモスクワは暗いイメージです、一度来たことがあるので土地勘はバッチリだけど、どこか不安を捨てきれない場所です。
夕方のラッシュで地下鉄は大混雑。重い荷物を抱えて電車に乗り込んだときには汗だくでした。
地下鉄のチケットは35RBL(100円)まで上がっていました。
ホテルは、前回と同じ地区にあるイズマイロボ・アルファ
パルチザン駅ですね。前回はベータでした。
懐かしい地下鉄のアナウンス、綺麗に装飾された構内、いろんな顔つきの人々。
これぞ、モスクワですね。
ホテルにチェックインした後は、障害発生メールの内容を一刻も早く見るためにネットに繋げようとするも、このホテルはWi-Fiが有料。仕方なく、前回泊まったベータのロビーに行って繋げてみる。
メールの内容は、担当するシステムでバグがあり対応できる人が居なくて大変だったという内容・・・3日前に発生してもう解決した内容でしたが、かなりやっちまった系の内容で気持ちが沈みました。
まあ、気にしても仕方ないと気持ちを切り替えようと必死。。。
コスモモーリスカヤ駅は綺麗ですね〜
この日は、近くのスーパーでケバブ(300円)とビールを買い込んで部屋のみで終了です。